ぼくは生きることにした。
忘れもしない昨年の9月
ワンドクでは約80頭を超える大きなレスキューが有りました
もうそろそろ1年経つ今、、、
まだ家族が決まらない子達が約10頭ほどいます
保護されて良かったね
めでたしめでたし
では無いのです
私達は1年前と変わらず、ずっと走り続けているような気がします
すべての子達の家族が決まるまでは、何も終わらないのです
それは保護犬たちもそう・・・
ずっと家族が見つかる事を夢見続けています
その80頭レスキューの中のひとり
チワワの「ヤリス」くん
ヤリスもまた、瀕死の状態でシェルターにやってきました
命からがら、何とか生きている
そんな状態でした

骨と皮だけの身体
食欲も無く、水分も取りたがらない
表情も虚ろで、瞳もぼ~っとしています
前脚も後ろ脚も氷のように冷たい
抱きしめて温めてもすぐに冷えきってしまいます
その時はもう・・・
べつにどうでもいいよ、ぼくはもう
と、言っているように感じました
暗闇の中で生まれた子は暗闇の闇しか知りません
考えることを辞め、意思を持つこともできず、死ぬことも許されません
そうして暗闇の中で一生を終えるのです
たったひとりで・・・
そんな子達は外の世界が有る事なんて想像出来ず・・・
暗闇から抜け出せたとしても、同じように心を殺して、身を守るしかないのです
ヤリスもそうでした
外の世界のまぶしさにまるで焼かれるようでした
このままでは死んでしまう
何度思ったことでしょうか・・・
だけど、ここで死なせるわけにはいかない
何としても生きてもらうよ!ワンドクに来たからにはね!という、
だいひょーのすっぽんよりも強い粘りに、ヤリスもとまどいながらも、、、
渋々と食べたくない食事を何時間もかけて、だいひょーは口に運び、
摂りたくないお水を一日に何度も口の中に含ませ、
身体の芯から温まるように、安心して眠りにつけるように・・・
何日も何ヵ月もかけて、、、
その間も出来るだけ負担が掛からないように何回も通院して、、、
そうして少しずつ、
本当に少しずつ、、、
どうでもいいと言っていたその瞳の奥に、小さな光が見えはじめてきました

この写真の頃は自力ではあぶなっかしくて立っていられなかった頃
だけど、冬の寒い日に覗かせたお天道様に冷えた身体を温めてほしかった
少しでも、一緒の気持ちで前を向けれますように・・・

この頃のヤリスの血液検査の値はほとんどがエラー値だった
私達はどの値がどうだから、これとこれが原因かもしれない、
症状はこうだから、これが原因かも、でも数値はここはエラーでここは正常、、、
どうしてなんだろう、、、こうじゃないかも、ああじゃないか、、、
数回行われた血液検査の結果とにらめっこをしながら、
深夜までヤリスの状態を話合う日が続きました
その頃、ヤリスと一緒に保護をしてきた子達は
医療行為も終わり、体調も安定してきて次々とシェルターのランの方に出て来られた

だけど、ヤリスはまだまだ、、、ランに出てはフラフラしてしまったり、
お水が飲めなかったり、小さく丸まっていたり、、、
なかなかみんなと同じように過ごす事が難しかった
そんな中、ハーネスを着けて暖かい日はお外へ繰り出してみたりした
気分転換にもなるし、風を感じたり、太陽の光を浴びたり、
お外にはヤリスに良い刺激をもたらせてくれるものが沢山有るよね

知らなかった外の世界は
こんなにもあたたかくて優しいものなんだと知ってほしかった
そうした日々を過ごしていき、ヤリスもとうとう根負けしたのか、、、
自らごはんを口に運び、お水も飲めるようになっていった
その頃からどんどん、イキイキとしてきたのがそばにいて実感できる
体重も少しずつ増えていき、自力で出来る事が増えて来た
やっと、、、
やっとここまで来れた、、、
生きることを選んでくれた
シェルターで開催されている「レスキュードックパーク」にも参加してみたよ^^
(※現在はコロナの影響を踏まえ開催しておりません)

自ら来場者さんに近づいて、甘えたりもしていた

大好きなスタッフを見つけると、不思議そうな顔をする
いいんだよ、ヤリくん、
いっぱい甘えておいで(*^^)

あぁ、やっとだ・・・
ようやくみんなと同じスタートラインに立つ事が出来た
もう私達も自信を持って送り出す事が出来ます
生きることを選んだヤリス
もう大丈夫です
「ぼくが生きているのはあなたに会うためだったんだ」
あとは、ヤリスがそう心から感じられる家族を探すだけ

家族を見つけることはもしかしたら難しいことかもしれません
若くは有りません
健康ですと胸を張って言えません
きっとこれからも沢山の乗り越えなければならない山にぶち当たる事が有ると思います
でもどうか・・・誰かひとりでいいのです
一緒にヤリスと歩んでくれませんか
あなたに会うために生き抜いてきたヤリスのどうかこれからの犬生の
道しるべになってくれませんか

もうぼくは大丈夫だよ
ワンドクでは約80頭を超える大きなレスキューが有りました
もうそろそろ1年経つ今、、、
まだ家族が決まらない子達が約10頭ほどいます
保護されて良かったね
めでたしめでたし
では無いのです
私達は1年前と変わらず、ずっと走り続けているような気がします
すべての子達の家族が決まるまでは、何も終わらないのです
それは保護犬たちもそう・・・
ずっと家族が見つかる事を夢見続けています
その80頭レスキューの中のひとり
チワワの「ヤリス」くん
ヤリスもまた、瀕死の状態でシェルターにやってきました
命からがら、何とか生きている
そんな状態でした

骨と皮だけの身体
食欲も無く、水分も取りたがらない
表情も虚ろで、瞳もぼ~っとしています
前脚も後ろ脚も氷のように冷たい
抱きしめて温めてもすぐに冷えきってしまいます
その時はもう・・・
べつにどうでもいいよ、ぼくはもう
と、言っているように感じました
暗闇の中で生まれた子は暗闇の闇しか知りません
考えることを辞め、意思を持つこともできず、死ぬことも許されません
そうして暗闇の中で一生を終えるのです
たったひとりで・・・
そんな子達は外の世界が有る事なんて想像出来ず・・・
暗闇から抜け出せたとしても、同じように心を殺して、身を守るしかないのです
ヤリスもそうでした
外の世界のまぶしさにまるで焼かれるようでした
このままでは死んでしまう
何度思ったことでしょうか・・・
だけど、ここで死なせるわけにはいかない
何としても生きてもらうよ!ワンドクに来たからにはね!という、
だいひょーのすっぽんよりも強い粘りに、ヤリスもとまどいながらも、、、
渋々と食べたくない食事を何時間もかけて、だいひょーは口に運び、
摂りたくないお水を一日に何度も口の中に含ませ、
身体の芯から温まるように、安心して眠りにつけるように・・・
何日も何ヵ月もかけて、、、
その間も出来るだけ負担が掛からないように何回も通院して、、、
そうして少しずつ、
本当に少しずつ、、、
どうでもいいと言っていたその瞳の奥に、小さな光が見えはじめてきました

この写真の頃は自力ではあぶなっかしくて立っていられなかった頃
だけど、冬の寒い日に覗かせたお天道様に冷えた身体を温めてほしかった
少しでも、一緒の気持ちで前を向けれますように・・・

この頃のヤリスの血液検査の値はほとんどがエラー値だった
私達はどの値がどうだから、これとこれが原因かもしれない、
症状はこうだから、これが原因かも、でも数値はここはエラーでここは正常、、、
どうしてなんだろう、、、こうじゃないかも、ああじゃないか、、、
数回行われた血液検査の結果とにらめっこをしながら、
深夜までヤリスの状態を話合う日が続きました
その頃、ヤリスと一緒に保護をしてきた子達は
医療行為も終わり、体調も安定してきて次々とシェルターのランの方に出て来られた

だけど、ヤリスはまだまだ、、、ランに出てはフラフラしてしまったり、
お水が飲めなかったり、小さく丸まっていたり、、、
なかなかみんなと同じように過ごす事が難しかった
そんな中、ハーネスを着けて暖かい日はお外へ繰り出してみたりした
気分転換にもなるし、風を感じたり、太陽の光を浴びたり、
お外にはヤリスに良い刺激をもたらせてくれるものが沢山有るよね

知らなかった外の世界は
こんなにもあたたかくて優しいものなんだと知ってほしかった
そうした日々を過ごしていき、ヤリスもとうとう根負けしたのか、、、
自らごはんを口に運び、お水も飲めるようになっていった
その頃からどんどん、イキイキとしてきたのがそばにいて実感できる
体重も少しずつ増えていき、自力で出来る事が増えて来た
やっと、、、
やっとここまで来れた、、、
生きることを選んでくれた
シェルターで開催されている「レスキュードックパーク」にも参加してみたよ^^
(※現在はコロナの影響を踏まえ開催しておりません)

自ら来場者さんに近づいて、甘えたりもしていた

大好きなスタッフを見つけると、不思議そうな顔をする
いいんだよ、ヤリくん、
いっぱい甘えておいで(*^^)

あぁ、やっとだ・・・
ようやくみんなと同じスタートラインに立つ事が出来た
もう私達も自信を持って送り出す事が出来ます
生きることを選んだヤリス
もう大丈夫です
「ぼくが生きているのはあなたに会うためだったんだ」
あとは、ヤリスがそう心から感じられる家族を探すだけ

家族を見つけることはもしかしたら難しいことかもしれません
若くは有りません
健康ですと胸を張って言えません
きっとこれからも沢山の乗り越えなければならない山にぶち当たる事が有ると思います
でもどうか・・・誰かひとりでいいのです
一緒にヤリスと歩んでくれませんか
あなたに会うために生き抜いてきたヤリスのどうかこれからの犬生の
道しるべになってくれませんか

もうぼくは大丈夫だよ
多くの方に保護犬たちを知っていただけるよう、ポチッとお願いします。

